ボチボチ普通に動けるようになったので、トランポからDトラを降ろして保安部品を付けました。レース会場ではとりあえず走るのが精一杯で、決勝後はノーチェックだったので転倒のダメージをしっかりチェック。チェックすればするほど転倒した時の事も考えて整備する事の大切さを感じました。
クラッチはマグラの油圧に変更して有りますが、クラッチマスターのリザーバータンクにもう少しで穴が空く状態です。これはブレーキにも同じ事が言えますが、クランプボルトにロックタイトを塗って若干ゆるめにしめ、叩くと動く位にしています。
転倒して起こした時、回ってしまっていたのですぐに手で叩いて直したのですが、ここが動かないくらい硬く締めてあったら間違えなく穴が開いています。
もちろんケーブルのクラッチ回り一式予備で持ってはいますが、怪我をしたり時間の無い中で交換の手間が省けたのは凄く助かります。
サイレンサーはバンドを2本使って取り付けています。ステンレスバンドでメイン支持し、アルミのバンドで若干応力を逃がしながら支持する感じで付けていましたが、アルミのバンドが切れていました。
転倒したのは左側なのでサイレンサー部分は特にチェックしませんでしたが、身体がぶつかってサイレンサーが内側に入っており、ジャンプの着地でタイヤとサイレンサーが干渉して無理な力が掛かっていたようです。
こちらもアルミバンドが力を吸収しながら切れてくれたお陰で、ステンレスのバンドはクラックも無く最後までサイレンサーを支持してくれました。
そして、三ッ又ですが、ワンオフの削りだしで剛性が高く、転倒した位ではフォークがねじれる事は有りません。逆に言うと、フォークがねじれて力を吸収しないのでタイヤが縁石やクラッシュパッドに当たった時にその力がダイレクトに三ツ又やフレームを直撃します。
そのためハンドルストッパーは最初にアルミのストッパーが当たって潰れ、そのあとストッパー取り付け用のボルト自体が曲がるようにして有りました。ここもアルミのカラーが潰れ、なおかつボルトも曲がっています。
エンジンチューンとは違い地味な部分ですが、大切な部分を守るために、その一歩手前でずれたり壊れたりして大切な部分を守るブレーカーは完走率の高さに繋がります。今回は全部が全部良い方向に働いてリタイヤする事無く走りきる事が出来ました。
あらためて最後まで走りきってくれたDトラッカーに感謝です。
1 穴が開かなくて良かったです。
2 ハンドルストッパーもサブのサイレンサーバンドも破損しましたが、
おかげで他の部分にダメージは受けませんでした。
3 変な転び方をしても極力きちんと折れ込んでカバーにクラックが入らないように
最初から折れ込む方に少し角度を付けておきます。
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