先日の第三戦用に色々と暑さ対策をして行きました。これらの方法は一発の速さより、レースで最後まで安定したエンジンパワーを維持することを優先しています。
キャブは35パイで、今の時期だとMJ132番がキワセットになるのですが、少々パンチを犠牲にしても燃焼温度を下げるために135番を付けました。ピークパワーは落ちますが、熱ダレもしにくくなります。
人によってはヒートして濃くなるのを見越して130を付ける方もいると思います、何処を優先するかで違ってきます。
エンジンオイルもUPレベルより上まで入れました。Dトラだとチェック窓一杯までです。このレベルだとブロバイからのオイル飛散も有りません。
クランクシャフトのフリクションが増えるので、ピークパワーは若干落ちますが、これも何を優先させるかの問題になって来ます。
Dトラはウエットサンプエンジンで、ピストン冷却用のオイルはクランクシャフトが搔き揚げたオイルによって行います。オイルジェットが付いているエンジンやXRのようなドライサンプでは効果が薄いですが、Dトラには効果が有ります。
今回は準備しませんでしたが、日光では晴れたら冷却水にヒートブロックも使おうと思います。
今まで水温計を付けていなかったので、これで何度下がるというデーターは取れていませんが、熱ダレのスカスカ感が無くなるので効果は出ていると思います。
エンジンパワーをしっかり使いきるために次の日光までに水温計とA/Fセンサーは付ける予定です。キャブも37パイで中速域を良くする方法もあるのでボチボチ37パイ実戦投入しようかと思います。
第四戦、伊那はホールショット取れるように頑張ります!。
PR
現在写真等々を頂ける方を探していますので通常のレースレポはもう少々お待ち下さい。ブログの方でディアブロ スーパーコルサのタイヤレポをさせて頂きます。
今回のレースで一番慌てたのがタイヤでした。私が注文するのが遅かったため国内在庫が無く、せっかくテストで良い結果が出たピレリのディアブロスーパーコルサが手配出来無い可能性が出たことです。
注文すれば1週間もせずに入荷するタイヤばかり使っていたので危機感が足りませんでした。ピレリは無い時は本当に有りません。
今回はspeed star さんがなんとかフロントのニュータイヤを準備して下さり、リヤは桶川で1時間30分程使用した物を使うことになりました。
リヤよりもフロントが心配だったので本当に助かりました。次から余裕を持って手配しようと思います。
前日練習は20分が2回有りますが、一本目はリヤにレンスポルトのRS2を履いて走りました。タイヤサイズは同じ150/60/17ですが、プロフィールの違いでレンスポルトに戻すと若干リヤが下がります。
Dトラは車高調が無いのでリヤサスのイニシャルで調整しますが、レンスポルトからディアブロスーパーコルサに変更した時に30分緩めたので、それを戻します。
タイヤ変更に伴うセット変更は車体姿勢を変えないようにするだけで大丈夫でした。
二本目はリヤをディアブロ スーパーコスサに交換して最終的なセット確認をしましたが、バッチリ決まっています。
まったく同じ条件で二本のタイヤに載り比べましたが、びっくりするくらいフィーリングが違います。
レンスポルトも良いタイヤですが、ディアブロ スーパーコルサはレンスポルトのグリップを3割ほど増したような感じで、とにかく前に前に出ます。
進入でレンスポルトではある程アウトに流れながら入っていき、アクセルを開けてもややはらみながら立ち上がる感じですが、ディアブロ スーパーコルサはタイヤが向いている方に行こう行こうとします。
もちろんある程度流れるのですが、流れながらも踏ん張ってくれ、リヤが外に流れにくいのでレンスポルトよりもアンダーステアになります。そのため少ないカウンター角で狙ったラインをトレース出来、前に前に出て行くのでコーナリングスピードは確実に上がります。
元々私はダートが苦手なのであまりスピードが乗らないためか、ダートセクションでも不安感は一切有りませんでした。
今後の課題は、雨の日にまだ一度も乗っていなので、ウエット路面でどんなフィーリングか早くテストしたい所です。雨や雨が上がった直後はアスファルトまでダートの土が出るので、それがどれほど影響するかも重要です。
しかし、ドライで有れば今まではいたタイヤの中でも別格の性能で、良くネット上で流れている「ディアブロ スーパーコルサにポン付け交換しただけでベスト更新した!!」と言う話もオーバーでは無いのかも知れません。
今まで履いたタイヤのワンポイントインプレは。
IRC RX-01 SPEC R
110/70/17
150/70/17
コストパフォーマンスが高く、冬でもタイヤーウォーマーを使わずに予選3周目でベストタイムが出せるほど表面の暖まりが早い。しかし、ケースが硬く、タイヤ全体では無く、表面のコンパウンドでグリップしてる感じなので、路面のギャップや切り替えし時にトラクションが抜けると一気に滑り出す。リバウンドを若干硬くして、初めから流すセットで走った方が安定して走れる。
ダンロップ
アルファー10
110/70/17
D253
140/70/17
路面状況の変化に対して常に一定の性能を保ってくれるオールマイティな感じですが、掴みどころが無く、セットをわざと崩しててもそれほどタイムが落ちず、良くも悪くも安定したタイムで走れる。
SPEC R とは逆で、表面では無く、柔らかいケース構造でグリップしている感じで、ケースに対し表面が硬い感じ。
メッツラー レンスポルト
110/70/17
150/60/17
ケースと表面コンパウンドのバランスが良く、タイヤ全体でグリップしている感じ。コンパウンドの種類が選べるのでよりピンポイントに絞ったセッテイングも可能です。
リヤ150ですが、幅が狭く、D253の140と同等なので切り返しも軽く、優等生感が有るタイヤです。
ピレリ ディアブロ スーパーコルサ
110/70/17
150/60/17
組み込む前に手で押した感じでは、フロントはかなりケースがしっかりしていて硬く、RX-01-SPEC-R より少し柔らかい位。対してリヤはD253より柔らかく、特にトレッドサイドが柔らかい。装着する前はフロントに関しては失敗だったかとも思いましたが、実際走行してみるとしっかり接地感が伝わって来つつグリップも強力で、フロントが踏ん張りながらグイグイインに入ってくれます。
リヤも先にも書いたとおり強力なグリップを発揮しながらマシンを前に押し出してくれるのでライダーが無理しなくてもコーナーリングスピードが上がります。
パターンから分かる通り、ウエット時の排水性は犠牲になっていると思うので、雨のレースで使えるかが気になる所です。
決勝後のタイヤ
フロント SC 1 40分使用
リヤ SC 2 2時間30分使用
タイヤは直接地面と接しているのでタイヤ一つでまったく乗り味が変わります。
speed star 様、いつもありがとうございます!。
http://speedstar.jp/index.html
次は日光モタ耐だ!!。
Dトラ、KLXは右のステップホルダーがキックペダルを逃げるために外に張り出しています。そのため右のバンク角が少なく、ハイグリップタイヤを使い目一杯バンクさせるとホルダーが接地して最悪転倒してしまいます。 私はキックを付けて無いのでカスタムショップ リファインさんでステップホルダーを根元で切って短くして頂きました。
写真で見ると分からないように仕上げて有りますが、単に切って溶接したのでは無く、心棒を貫通させ、合わせ部外周をV字カットして溶接して有ります。突合せ溶接だけだと少々不安も有ったのですが作業を見て職人魂を感じました。 手が掛かりますが、心棒を貫通させればいきなり溶接部分から折れる事は有りません。
あとはお決まりのマフラーステー部分を溶接して頂きました、こちらもわざわざセンターに開いている穴を埋めて下さいました。 右ステップが15mmインに寄ったおかげでかかとでフレームを挟み易く下半身のホールド性が上がり、バンク角増大だけで無くすごくライディングしやすくなりました。
カスタムショップ リファイン
http://www.cs-refine.com/
1 手間をかけて確実な仕事をして下さいました。
2 パッと見ノーマルです。
3 Dトラ、KLXのウイークポイント 。
7月に入ったのでボチボチと第三戦の準備を始めました。 今日はspeed starさんでタイヤを交換して頂き、GARAGE SPROUTさんで色々注文して来ました。
ディアブロ スーパーコルサ、タイヤ交換して家まで走っただけですが、ハンドリングは明らかに違います。
レンスポルトと比べると、最初の倒しこみに若干手ごたえが有りますが、倒れ始めるとスッと旋回して行きます。サーキットでどんな感じだか楽しみです、雨でもこれで行きますよ!。
帰りにGARAGE SPROUT さんの前でプラグがカブッてエンジンかからなかったのは内緒です、プラグがレース時の10番のままでした..。
1 値段も安いですが、仕事が丁寧で職人さんです。
http://
2 時期マシン!(大嘘)
http://
3 リヤは少し車高が上がりました。まるでスリック。
GARAGE SPROUT さんにお願いしていたグラスウールが入荷したのでさっそくウール交換です。代表でMOTO1ライダーでも有る内野さんお奨めのウールで、通常の圧縮ウールと違い、編みこんだ生地状になっています。
交換する前にまずは現状で測定、93db・・・・。
先週サイレンサーをばらしたところ、ウールが1/3ほど飛んでしまっていたので気休めで逆さまに組みなおしたのですが、その状態でで十分音量測定値をクリアーです。しかし、バッフルを外すと96dbを超えてしまいました。
インナーバッフルを抜き、古いウールを外して新しいウールをインナーバッフルに巻いてステンワイヤーで縛り、サイレンサーボディに入れ交換終了。1シートで丁度良い感じでした。
組上げて音量を測ると、92.4db、ウールが1/3ほど飛んでいたのを直した割りに変わって無いですが、バッフルを外した値が94.5まで下がりました。私のDトラで94.5ですから殆どのマシンで94.9db以下をクリアーするかも知れませんが、まだコース未走行なのでこの数値も変わると思います。
測定はサイレンサーエンドから45度で50Cm、高さはエンドと同じ、エンジン5000rpm。
測定器はA特性(通常モード)、50~100レンジ、ピークホールドを使い測定しています。
測定にはC特性モードも有りますが、低周波を含んだ騒音レベルの測定に使用するモードで、通常の測定でこのモードを使うと数値が大きくなってしまいます。
結果として、バッフル無しでも基準の94.9db以下をクリアーしますが、バッフルと中間アダプター付きの方がトルクがフラットに出ておりリヤステアを使いやすいです。私はバッフルと中間パイプは付けて走ります。
測定条件等々で有る程度は変わると思うのですが、あまりにもかけ離れた数値が出るようだと何か原因が有ると思うので、今度のレースは私も測定器持参で行こうと思います。
PS
Kei`s Racing Garage のサイレンサーは消音性を重視し、インナーバッフルに飛散防止のSUSウールを巻かずに直接グラスウールを巻いています、そのため初期の飛散である程度音量が上がった後に構造での消音が効いているようです。
今回もSUSウール無しで巻きましたが、今回使用したグラスウールは生地状でSUSウールは必要ないとの事なので、どのくらい消音効果が持続するかもテストしてみます。
1 こんな感じで測定しました。
2 グラスウールが編んで有ります。
3 バッフル付きで92.4db。
Kei`s Racing Garage
http://
GARAGE SPROUT
http://